April 30, 2005

Story Time Off to a Good Start

4月23日(土)に、第1回の英語による絵本の読み聞かせ「Story Time」を無事に終わりました。幕別町は人口3万人くらいなのですが、本町にはせいぜい5千人しかないので、幕別町(本町)の図書館に60人が「Story Time」に来るとは思いませんでした。

ボランティア二人と私三人が2冊の絵本を35人の子供たちに読み聞かせしました。子供は年齢5ヶ月から10歳くらいで、殆どが4歳から8歳の間の子供でした。「三匹のやぎのがらがらどん」と「ぼくんちのかいじゅう」という二冊の絵本を英語と日本語で読みました。読み終わってからホーキーポーキーダンスをして終了しました。

これから毎月第三の土曜日に開催します。幕別町図書館本館と幕別町札内の百年記念ホールの図書館別館で開く予定です。対象年齢は設定していません。もしこれから年来制限をつけるとしたら4歳から10歳の制限に設定すると思います。

本は幕別町図書館にあった英語と日本語訳版の絵本を選びました。図書館は積極的で新しい本の購入や他の市町村からの取り寄せはしてくれるようです。

来月はオーストラリアで買ってきたオーストラリアの絵本を読み聞かせする予定です。その絵本に出てくるAnzac Buiscutsを作って食べさせようと思っています。2冊の絵本のうち一冊は日本語訳版があります。図書館は英語版と日本語版を購入する予定です。もう一冊は自分で翻訳してボランティアのかたがたにFAXで送ります。

帯広市の「世界の絵本の読み聞かせ」を参考にして自分のプログラムを作りました。こんども「Story Time」にかかわる色々な企画をしてみたいと思います。

April 01, 2005

Saturday Morning Cartoons

土曜日。まだ外が薄暗いうちに7歳の男の子がベッドから起き上がってリビングルームに忍びこんで、テレビの電源をつけます。もちろん電源のボタンを押す前に音量のノブを2、3回左回しにし、電源をつけると人間の体にライオンの頭を持つヒーローが仲間と一緒にその世の中の悪者と戦っています。車やジェット機が人間の形をしたロボットに変身したり、ずる賢いバグズバニーとエルマーの競い合いだったり、それらのドラマすべてが朝早く子供の目の前に繰り広げられます。
これが70年代から80年代にかけてのアメリカ子供達の土曜日の朝の光景でした。午前6時から午前10時までの間、放送テレビ局ABS、NBC、CBSから放映される子供向けの番組を通称サタディSaturday モーニングMorning カートゥーンズCartoons(土曜日の朝のアニメ漫画)と呼びました。これらが全国同時に放映され、「土曜日の朝」が「サタディ・モーニング・カートゥーンズ」と同じ意味になっていました。
その時代に育った私も「た・ま・に」朝早くおきて3時間~4時間もじっとリビングルームのテレビの前に座り込んでスーパーマンやルーニートゥーンズを見ていました。このように同じ時代の人達が皆同じアニメを見ていたので、大人になっても仲間として懐かしい話ができます。しかしケーブルテレビの普及とともにサタディ・モーニング・カートゥーンズがなくなりました。今日の子供たちはケーブルテレビで何時でもアニメを見ることができるので、アニメに対して同じ仲間同士の話題がなくなりました。そこでこの新しい時代のテレビを少し紹介したいと思います。


「かつて分けることができない子供とサタディ・モーニング・カートゥーンズの共同はもう特に終わった。」-Gerard Raiti

TV Guide
 アメリカの大きい町の家族では,ケーブルテレビが一番普及しています。その訳は、視聴料が安く、しかも何十チャネルもの放映が見られるからです。更にお金を払えば前年公開されたばかりの映画なども放映している局もあります。
これらは全て24時間放映です。だから、新聞の1ページでは到底番組表が収まりきれません。従ってテレビTV ガイドGuideという専門の雑誌が売られています。時間をおって箇条書きにダーッと書かれています。そしてタイトルと、出演者と、あらすじが続けて書かれています。また、一週間分が一冊なので、毎週買わなければなりません。
 そんなにたくさんの局で何を放送しているのか、と思われるでしょう。日本のテレビ局は視聴者を逃がさないように手を変え品を変え番組内容に工夫をこらしていますが、そんな事はしません。ニュースだけ24時間、映画だけ24時間、アニメだけ24時間、動物だけ24時間、歴史だけ24時間…どうしても理解できないのが「嵐」だけ24時間という局もあります。過去にあったストームの被害状況を番組にしているのです。そんな縦割りの番組編成で、そかも毎日24時間放映していてネタが尽きないのかと、思うでしょう。尽きます。だから何度も同じ番組を繰り返し放映しているのです。
Closed Caption
アメリカのテレビには字幕がでます。英語の字幕です。何のため?耳の不自由な人のためです。音声と同時進行で字幕が出ます。喋っている言葉は勿論のこと、「人々のざわめき、people chattering」とか「馬いななく、horse neighing」なんて事まで書いてくれて非常に親切です。
参照:http://mag.awn.com/index.php?ltype=pageone&article_no=1751