July 01, 2005

夏祭り

最近学校で授業がない時間に職員室が少し静かになり、外から蝉の声がリンリンリンと聞こえてきます。 「夏」。。。 この言葉で、あなたはどんなことを連想しますか?日本人だったら、蚊取り線香の匂いやチリンチリンと鳴る風鈴を思い出すことでしょう。あるいは、パー ティー大好きな人だったら、祭りや花火をワクワクしながら楽しみに待つでしょう。もしかしたら、スイカや冷やし中華を想像してよだれを出す人もいるかもし れません。それに、蝉も忘れられませんね!「夏」の意味は人それぞれだけど、アメリカと日本の夏のイメージがかなり似ていることを知れば、あなたは驚くかもしれません。

たとえば、アメリカで一番大きい夏祭りについて話しましょう。毎年7月4日にほとんどのアメリカ人が一緒に祝います。7月4日は約230年 前にアメリカが英国からの独立を宣言した記念日です。この日の昼間に、多くの人が海や湖、市民プール等へ遊びに行きます。また、伝統的な「County Fair」(郡で一年に一度開かれる市(いち))というイベントが今でも行われています。品評会を見たり、農産物や手作り商品の売店で買い物をしたり、色々なゲームで遊んだりしながら、一日中楽しんで過ごせます。そこでは綿菓子やりんご飴も大人気です!(それらはもともとアメリカの伝統的な飴だとずっと思っていたので、日本に来て、「伝統的な日本のお菓子」として綿菓子やりんご飴を紹介された時は少し驚きました。今でも、どこの国が元祖なのかわかりません。)

独立記念日の過ごし方と言えば、ピクニックに行ってランチを食べることです。メニューはフライドチキン、ポテトサラダ、それに水分の多いスイカで決まり!「夏の果物」といえば、やっぱり「スイカ」ですね。日本のスイカとアメリカのスイカはだいたい同じですが、アメリカのは大きくて安く、向こうの 人も頻繁に食べます。田舎で行われるCounty Fairsでは、「スイカ種吹き飛ばし競争」という遊びもあります。世界記録を持っている人はテキサス州の男性です。彼はひとつの種を21メートルも飛ば しました。それを破れると思いますか?どうぞやってみてくださいね!

決して忘れてはならない独立記念日の楽しみ一つは花火大会ですね。夏の楽しみの一つでもあり、自由のために祖先が一生懸命戦ったことを思い出させる行事ですね。 自分のふるさとWyoming州では、花火大会は貴重な体験になってきました。子供のころは手で数えられる花火大会しか楽しめることが出来ませんでした。なぜかというとワイオミング州はほとんど砂漠です。そしてこの10年間続いて干ばつ状態になっていますので、花火は禁止になっています。それで家族と一緒に買った小さい花火を打ち上げる想い出が夏になると懐かしく思います。2,3回くらい私はスコップを持って 花火の火花で起こされた枯れた雑草の中の小な火事を消防しに走っていた記憶がありますね。

夏の夜空に咲く大輪の花。風流ですねぇ~