January 10, 2006

父が作った料理

先週、学校訪問していた時に小学生からいろいろ尋ねられました。私の答えは変ではないと思いましたが、ある答えがみんなをびっくりさせて、笑わせてしまいました。「何の料理が好き?」を聞かれ、「父が作った料理」と答えた時に、みんなクスクス笑いました。私は笑われた理由が分かりませんでしたが、アメリカと日本の家族について考え方が違うので、お父さんが料理を作ること、は日本の子供にとって珍しいことなのだと思いました。
 アメリカでは夫婦の多くは共働きです。パートタイムだけではなく、2人ともフルタイムで働いている夫婦もいます。
アメリカにベビーシッターが多いです。 もし、祖父母と一緒に住んでいたら、ベビーシッターはいりませんが、祖父母と一緒に住む家族はアメリカではめったにいません。アメリカ人は休日に祖父母に会いに行きます。
私は中学生から高校卒業するまでアルバイトでべビーシッターをしました。近所の父子家庭が夜か週末に会議、出張などがある場合には、私はその家に行って子供の世話をしました。時々子供のご飯も作りましたが、主に子供と遊んだり、入浴させたり、本を読んだりしました。私にとっては楽しくてお金を貰えましたから、とてもよかったです。
アメリカの家族についてもう少し書きたいと思います。なかでも興味深いのはラッチ・キー・キッドという子供が多いことです。ラッチ・キー・キッドというのは鍵っ子で自分でバスか徒歩で家に帰る子供達です。両親が遅くまで仕事をしていますので、ラッチ・キー・キッドは一時間以上も両親の帰りを待ちます。ベビーシッターが必要ないのは彼らは幼くはないからです。

父が作ったリッブは恋しい。
中学生や高校生は、学校が終わってすぐに家に帰る学生もいますが、よく課外活動に参加するので、5時か6時までは学校にいます。高校生はほとんど自分の車を持っているので、自分で帰りますが、中学生は両親の車か歩いて帰ります。アメリカでは大体家の近くにある学校に行きますので、歩いて通学する学 生が多いです。
また、アメリカでは家族は週に4回以上は一緒に夕食を食べます。高校生になる前は毎晩家族で食べますが、高校生になると週末にはよく友達と一緒に食べます。アメリカの働いている人は普段は6時前には家に帰りますから、一緒に夕食を食べることが出来ます。お父さんもお母さんも料理を作る場合がありま すが、私の家では父が毎晩ご飯を作りました。それは、日本とは全然違いますから、先週会った子供達がびっくりしたのでしょう。皆さんもびっくりしましたか?