幼稚園で英語遊び 町の交流員講師に 小学校につなげる狙い
幕別幼稚園(安田正司園長、園児152人)が今年度、教育活動に英語を導入し、8日、町教委の国際交流員、レイン・クリントンさんを講師に迎えて「英語で遊ぼう」を行った。学習指導要領の改訂で小学校の授業に英語が取り入れられる中、「今後、英語に関する活動を拡充していきたい」(安田園長)としている。
同幼稚園では、母親らから英語教育の要望が以前からあった。国際化の時代を迎え、幼児期から英語や外国の文化に触れ、小学校の授業につなげるのが狙い。国際交流員の派遣は町教委に依頼し、今年度はこの日を含め今月2回と、来年3月の合わせて3回を予定している。
「英語で遊ぼう」は全園児を対象に行われ、クリントンさんの「ハロー」のあいさつで始まった。
英語の呼び掛けで子供たちは「立つ」「座る」「おじぎをする」などを繰り返し、クリントンさんが示した色紙と同じ色の物を探し出すゲームでは、夢中で室内を駆け回った。動物の絵本の読み聞かせも行った。
中には英単語を理解している子供もおり、クリントンさんが「英語をよく知っているね」と話す場面もあった。
町内では、町立わかば幼稚園が1992年から英語を取り入れ、町教委の国際交流員の派遣を受けている。(平野明)
クリントンさんとパイ作りに挑戦 幕別糠内小児童
[ 2005年11月5日の記事 ] 糠内小学校(中村政治校長、児童16人)はこのほど、町国際交流員のレイン・クリントンさんを招いた「国際交流学習」を行った。 同校は、外国の文化に触れた上で地域の良さを再認識することを目的に国際交流学習を続けている。 この日はクリントンさんがアメリカの感謝祭について説明した後、パンプキンパイ作りで本場アメリカの味を子供たちに伝授。パイが焼き上がるまでの時間を 使い、七面鳥のペーパークラフトを楽しんだ。子供たちは手の形をなぞって切り取った後、親指を頭、小指を尾、残る指を羽根に見立て、羽根を飾り付けて家族 や友達への感謝の言葉を書き込んだ。(柴田真) |
合併で忠類中生も参加 豪州派遣の中・高生が事前研修 | |
中・高校生の海外研修は14回目。1997年度からオーストラリアのキャンベルを訪れ、カンバーハイスクールでの研修やホームステイを通して交流を行っ ている。 今回の参加者は、幕別、江陵両高校の生徒2人と幕別中4人、札内中3人、札内東中6人、糠内中1人、初めて参加する忠類中2人の計18人。応募のあった 26人の中から選考された。 この日は参加する生徒と保護者を前に、高橋平明教育長が「英語をしっかり学び、オーストラリアで楽しい思い出をたくさんつくってきて」とあいさつ。引き 続き町教育委員会の担当者が研修日程などを説明した。 次回は14日に開かれる。町国際交流員のレイン・クリントンさんを講師に、英会話などの“特訓”が3月22日まで行われる。(柴田真) |
国際交流員 レイン・クリントン さん
幕別町国際交流員
レイン・クリントンさん
■プロフィル…1974年、米国ワイオミング州ウォーランド出身。幕別町在住。帯広市役所で知り合った涼子さんと昨年2月に結婚。長女・柊(のえる)ちゃんはまだ1カ月。30歳。
アメリカや故郷のことも教えてあげたい
「アメリカの子供たちより、幕別の子供たちの方が世界を意識している。スポーツやニュースなど、さまざまな国のことに興味を持っていますね」と笑顔を見せる。
高校時代、自宅にホームステイしていた三重県四日市市の留学生に日本語で手紙を書きたいと思ったのがきっかけで、日本に興味を持った。その後、モンタナ大学外国文学言語学部日本語学科に進学。2年生の時、同大学と交流のあった伊達市で、インターンシップとして1年間、中学校の英語指導助手を務めた。
「まだまだ日本語や日本について知りたかったから」と、ジェットプログラム(政府が行っている外国語教師の受け入れ制度)に応募。2001年8月から帯広市の国際交流員を3年間務め、昨年8月に幕別町の同交流員となった。
「子供たちとの交流は本当に楽しい。ネタを考えるのは大変ですが、田舎育ちのせいか、帯広よりも幕別の方が自分に合っているようで本当に落ち着く。幕別は良い町」。週4日は中学校で英語指導。「勉強だけでなく、アメリカや故郷のことも教えてあげたい」と生徒との触れ合いを楽しんでいる。
「日本のことや文学についても勉強したい。まだまだやりたいこと、学びたいことがたくさんある。今は教育現場で新しいプロジェクトを考えているので、何とかそれを成功させたい」と目を輝かせている。
(柴田真)(05.01.17)
幕別町国際交流員
レイン・クリントンさん
■プロフィル…1974年、米国ワイオミング州ウォーランド出身。幕別町在住。帯広市役所で知り合った涼子さんと昨年2月に結婚。長女・柊(のえる)ちゃんはまだ1カ月。30歳。
アメリカや故郷のことも教えてあげたい
「アメリカの子供たちより、幕別の子供たちの方が世界を意識している。スポーツやニュースなど、さまざまな国のことに興味を持っていますね」と笑顔を見せる。
高校時代、自宅にホームステイしていた三重県四日市市の留学生に日本語で手紙を書きたいと思ったのがきっかけで、日本に興味を持った。その後、モンタナ大学外国文学言語学部日本語学科に進学。2年生の時、同大学と交流のあった伊達市で、インターンシップとして1年間、中学校の英語指導助手を務めた。
「まだまだ日本語や日本について知りたかったから」と、ジェットプログラム(政府が行っている外国語教師の受け入れ制度)に応募。2001年8月から帯広市の国際交流員を3年間務め、昨年8月に幕別町の同交流員となった。
「子供たちとの交流は本当に楽しい。ネタを考えるのは大変ですが、田舎育ちのせいか、帯広よりも幕別の方が自分に合っているようで本当に落ち着く。幕別は良い町」。週4日は中学校で英語指導。「勉強だけでなく、アメリカや故郷のことも教えてあげたい」と生徒との触れ合いを楽しんでいる。
「日本のことや文学についても勉強したい。まだまだやりたいこと、学びたいことがたくさんある。今は教育現場で新しいプロジェクトを考えているので、何とかそれを成功させたい」と目を輝かせている。
(柴田真)(05.01.17)
英語の絵本くぎ付け クリントンさん読み聞かせ 幕別町図書館 |
[ 2005年4月24日の記事 ] 町図書館(平野利夫館長)の英語の絵本読み聞かせ会が23日午後2時から同図書館で開かれ、子供たちが生の英語に触れた。 「子ども読書の日」にちなんで初めて企画され、今後は毎月第3土曜日に同館と百年記念ホールで交互に開く。町国際交流員レイン・クリントンさんが英語版 の絵本を読み、町内のボランティア浜田浩美さんと本保優子さん、読み聞かせグループ「ババール」が同じ絵本の日本語版を読み聞かせる。 この日はクリントンさんと浜田さん、本保さんが「3匹ヤギのガラガラドン」「ぼくんちの怪獣」の2冊を英語と日本語で披露。 クリントンさんはさまざまな声色や擬音語を使い、集まった乳幼児たちは引き込まれるように聞いていた。(梅庭寛子) |