私はある中学校の意見発表会で生徒の発表を聞いていまし た。なるほどと 思ったことがありました。生徒のひとりの発表の中に自分の伝いたいことを一生懸命手話で伝えようとしている人が居たのです。その話を聞いたことで communication ということについて考えました。外国語を勉強することによって新たな communication 方法が生まれます。でも communication は母国語や外国語だけで行われることではありません。つまり口で言える言葉や耳で聞こえる言葉だけではなく、目で見えるも のと全五感で感じるもの、身振り手振りや顔の表情等、色々な方法で行うことだと思います。お互いに共通する言語がなければ、どうやって話し合いが出来ます か?それは一所懸命さ。
自分の伝いたいことを一所懸命相手に伝えようとする努力と、相手の伝えたいことを一生懸命理解しようとする努力が communication の第一 歩だと私は考えています。「英語がわからない」と言わずに、自分が思いつくあらゆる方法で自分の意思を伝えてみてください。相手のことをよく見て、よく聞 いて、親切に理解しようと努力してあげてください。自分の積極的な姿勢が相手に伝わるでしょう。 ところで私の好きな日本語といえば「傾聴」が思いつきま す。相手の方向に傾き、身を入れてよく聞くことです。