May 25, 2006

キャット イン ザ ハット


毎月、第2土曜日の10:30からは幕別町図書館で開催する英語の読み聞かせ「ストーリータイム」があります。毎月第3土曜日からは、百年記念ホールで開催します。

私、アメリカ出身のクリントン・レインが、英語の絵本の読み聞かせをします。簡単な遊びや英単語を習い、ボランティアと組んで楽しく読み聞かせします。

この絵本はアメリカで大変有名で人気のある本です。私も大好きな絵本の一冊です。リズムがあり、おもしろおかしい読本です。自分で声を出して読んでみたら、知らず知らずのうちにリズムが耳に入ってくるのです!

帽子のかぶった大変な猫がやって着ます。

面白く、日常的に使える英語を、絵を確認しながら身につけることができます。 是非、聞きに着てください!

これからストーリータイムは更に進化していきます。一年間のやり方とのマイナーチェンジが加わり、もっと英語の取得の役立つストーリータイムに変えていくつもりです。一行づつ、英語と日本語交互で読むことはあまりよくないと判断しました。子供が絵本に集中できないからです。日本語で読み聞かせしている人に頭を振り、英語で読み聞かせをしている人に頭を振り返り、あまり絵本の世界に入ることが出来ない状態でした。

または、この作家の絵本は音声の入ったCDやアニメのDVDにもなっているものもありますので、みてみてください!今回よむ「The Cat in the Hat」は2003年に映画にもなっています!英語版と日本語版両方は幕別図書館にありますので、こんで自分で借りて声を出して一人でも、子供と一緒に読んでみるのはいかがでしょうか。

February 13, 2006

Pardon me?

Pardon me?
おそらく、ほとんどの皆様は学校や英会話の授業で英語を習ったことがあるのではないかと思います。学校では受験のため、どうしても英語の勉強が読み書き中心になりがちですが、その中でも英語を使って相手とのやり取りを勉強する機会もあります。そのおかげでほとんどの人が今回紹介する便利な表現は知っていると思います。誰かと英語で話そうとしている時、何か聞き取れなかったことがあったらパードンpardonの一言だけを言ったら、大抵の相手はもう一回、もっと優しく言い返してくれます。でもpardonは相手にもう一回言って欲しい時だけではなく、様々な使い方があるのは知っていますか。例えばこのような使い方があります:
grant a pardon 恩赦を与える.  Pardon my asking, but… こんなこと聞いて申し訳ありませんが…. I beg your pardon. ご免なさい, 失礼しました。
そもそもこのpardonの意味は何でしょうか。基本的な意味は「許すこと」です。ということはpardonの一言は「もう一度言って下さい」という意味ではなく、「申し訳ありません」という意味です。つまり、相手の言ったことを繰り返しに言わせるのに、許しを求めているというわけです。「許しを求める」というと、よく日本語では「すみません」が使われますが、pardonには同じような使い方があります。歩いている時、相手にぶつかってしまったら「pardon me」と言いましょう。または、相手の言ったことが分からなかったときに、pardonの一言だけではなく、もっと格好よく、「(I)Beg your pardon?」と言って他の人と差をつけましょう。
Speaking Bluntly あからさまに
自分の意思をはっきり言い、やりたいことをはっきりさせることはアメリカ流だと思います。アメリカ人は討論するのが好きです。討論に勝つには、相手に自信を見せる必要があると教わりました。自信を見せるための喋り方があります。日本語に直すと「~ですよ」という感じです。相手もそれが本当ではないと思ったら、直ぐ「それは違おうと思うよ。」と反応します。でも「~ですよ」と日本人に言ったら、「何でそのことが分かるの?」と返事する人もいますし、又は何も言わずに黙っている人もいます。恐らく黙っている人は「なにこの人?!自分が全て知っていると思っているのか!?」と頭の中で考えているかもしれません。日本語や日本文化に慣れるまで、アメリカ人が日本語を話すとき、ちょっとぶっきらぼうな印象を与えることがあると思います。今度日本語でアメリカ人と話す機会があったらこのことを忘れずに対応すればよいと思いますよ。
そこでアメリカ人と英語で話しているときのアドバスをします。自分の意見や意思をはっきり言いましょう。はっきり言っても、自分の意見を言ったことで失礼にとられることもほとんどないと思います。又、日本人特有の喋り方でそのまま英語で話しても良いと思います。例えば、「I think that Japanese people like fish more than Americans do.」は日本人らしい言い方だと思いますが、アメリカ人なら「Japanese people like fish more than Americans do.」と言うでしょう。

January 10, 2006

父が作った料理

先週、学校訪問していた時に小学生からいろいろ尋ねられました。私の答えは変ではないと思いましたが、ある答えがみんなをびっくりさせて、笑わせてしまいました。「何の料理が好き?」を聞かれ、「父が作った料理」と答えた時に、みんなクスクス笑いました。私は笑われた理由が分かりませんでしたが、アメリカと日本の家族について考え方が違うので、お父さんが料理を作ること、は日本の子供にとって珍しいことなのだと思いました。
 アメリカでは夫婦の多くは共働きです。パートタイムだけではなく、2人ともフルタイムで働いている夫婦もいます。
アメリカにベビーシッターが多いです。 もし、祖父母と一緒に住んでいたら、ベビーシッターはいりませんが、祖父母と一緒に住む家族はアメリカではめったにいません。アメリカ人は休日に祖父母に会いに行きます。
私は中学生から高校卒業するまでアルバイトでべビーシッターをしました。近所の父子家庭が夜か週末に会議、出張などがある場合には、私はその家に行って子供の世話をしました。時々子供のご飯も作りましたが、主に子供と遊んだり、入浴させたり、本を読んだりしました。私にとっては楽しくてお金を貰えましたから、とてもよかったです。
アメリカの家族についてもう少し書きたいと思います。なかでも興味深いのはラッチ・キー・キッドという子供が多いことです。ラッチ・キー・キッドというのは鍵っ子で自分でバスか徒歩で家に帰る子供達です。両親が遅くまで仕事をしていますので、ラッチ・キー・キッドは一時間以上も両親の帰りを待ちます。ベビーシッターが必要ないのは彼らは幼くはないからです。

父が作ったリッブは恋しい。
中学生や高校生は、学校が終わってすぐに家に帰る学生もいますが、よく課外活動に参加するので、5時か6時までは学校にいます。高校生はほとんど自分の車を持っているので、自分で帰りますが、中学生は両親の車か歩いて帰ります。アメリカでは大体家の近くにある学校に行きますので、歩いて通学する学 生が多いです。
また、アメリカでは家族は週に4回以上は一緒に夕食を食べます。高校生になる前は毎晩家族で食べますが、高校生になると週末にはよく友達と一緒に食べます。アメリカの働いている人は普段は6時前には家に帰りますから、一緒に夕食を食べることが出来ます。お父さんもお母さんも料理を作る場合がありま すが、私の家では父が毎晩ご飯を作りました。それは、日本とは全然違いますから、先週会った子供達がびっくりしたのでしょう。皆さんもびっくりしましたか?

December 30, 2005

Christmas Cookies


新年おめでとうございます!Happy New Year! 2006年の新年に当たって、どんな New Year's Resolutionにしましたか。去年、私はフルマラソンを4時間以内に完走したいという抱負を語り、実現しました。今年は是非3時間半で完走したいと思います。日本語で「抱負を語る」と言うと、プレッシャーがかかっているように感じないのでいいですね。去年、ここで紹介した英語「Make a New Year's Resolution」の方が絶対に成し遂げる!という気持ちが入り、成功できなかった場合は恥ずかしく思うアメリカ人は多いと思います。例えば「This year, I'm going to quit smoking!」(今年は、タバコを止めます!)というresolutionを決めたAさんがいます。一年後、まだタバコをやめられていないことが分かったら、同僚や仲間に厳しく責められます。
 この時期、Thanksgiving、Christmas、そしてNew Year'sの11月から1月を連なる冬のholidaysがあり、食べ物と愛情や友情で心もお腹もいっぱいになります。Christmas Cookiesはこの時期に食べるさまざまな種類のクッキーを指す総称です。Christmas Candyもありますよ。12月になると家族はクッキーを作り、友達にあげたり、贈ったりします。たくさんの種類のクッキーを食べるのは私の楽しみでした。クリスマスに近づくと人からたくさんのクッキーをもらうので、1月末まで毎日美味しいクッキーを食べることができます。又はそのクッキーは見た目も奇麗で、凝った模様や素材の組み合わせに気を使ったクッキーが多く、チョコチップクッキーのような平凡なクッキーはなるべく作らないようにします。
Christmas Cookie Exchangeもよくあります。このクッキー交換パーティには暗黙のルールがあります。事前にルールを決める人もいます。みなはたくさんの種類のクッキーを期待するので、一人は一種類のクッキーをたとえば5ダースを作ります。1ダース分づつ丁寧に包装して、もって帰ることができるようにします。パーティでクッキーを食べる場合も、食べない場合もあります。たとえば、普通の持ち寄りパーティをして、クッキーを交換して帰るやり方もあります。新年の抱負はChristmas Cookiesを食べ過ぎしないことに?

December 01, 2005

米国報告―黄色い煉瓦の道端には

Report from America - What lies on the side of the yellow brick road?

ドライブが好きですか?新しい景色を目にすることが好きなのは私だけではないと思います。車窓の外から展望する柔らかな緑と茶色の交互の田園風景だったり、柿色に光って見える街灯がともる町の風景だったり。私は都会も好きですが、どちらかというと田舎が好きですね。 最近、自分の田舎でドライブを楽しむことが出来ました。最初は緊張して、町に入ったとき、角を曲がると反対車線に入ってしまうのではないかと心配していたが杞憂でした。

再び故郷に帰ったときは、「いつから景色がこんなに素晴らしくなったのか」と感動しました。今は日本という外国に住んでいる私だからこそ、あちこちに新しい景色や物事を探索しに走り回りますが、自分が25年間住んでいたWyomingを探検しようという気持ちはありませんでした。いつも同じところばかりに遊びに行きました。 今回の帰省では、特に新しい目で見慣れた筈の風景を見たことがなかったかのように新しく、美しく見れました。 「Wyomingの秋はこんなきれいだったっけ」と銀杏のように黄葉していたcotton woodの木を眺めました。もちろん、たった5年間離れていた短い期間に木が大きく成長し、Big Horn川を、黄金色の川にしたわけではなく、昔からもとても輝かしい黄色をしていたはずです。気がつかなかっただけです。秋のBig Horn川はオズの魔法使いの黄色い煉瓦の道みたい。ということはどこへ導いてくれるかな。自分の足は十勝管内のどこへ導いてくれるでしょう。どんな発見が待っているでしょう。

Adopt-A-Highway road sign 道と言えばWyomingの道路はきれいです。 アメリカでAdopt-A-Highwayというプログラムがあります。このアダプト・プログラムは、1985年にテキサス州で始まりました。ちなみにadoptという英語は「養子にする」という意味です。このプログラムでは組織や個人のボランティアグループが一区間の道路を養子にし、清掃します。 ボランティアはその一区間(大体3Kから5Kの距離)を2年間担当し、年に4回ゴミを拾う約束をします。代わりに州が道路標識をたて、清掃している団体の名前が載ります。道路を養子にして清掃することにより、税金を節約し、道路をきれいに保ち、住民が有益な地域事業に関与することができます。標識をたてることによりその活動が評価され、自分たちの誇りになります。「この3マイルの区間はHelping Hands Clubにより養子にされ、清掃されています」という道路標識の写真を撮ってきました。このような標識のある道路、ボランティアで清掃されている道路の方 が、委託業者が担当している標識のない道路よりきれいです。アダプトの標識を目にすると、ゴミを投げ捨てられなくなると考えられます。

日本でゴミ拾い活動は小学校、中学校や地域の町内会等の団体が行い、その活動が地域の新聞に取り上げられています。その地域の新聞を読んでいない人やドライバーは気にすることなく、空き缶など、弁当容器の入ったコンビニ袋を窓からや、道路の休憩場所で捨てている気がします。日本では「ポイ捨て禁止」や「ゴミを投げるな」のような標識がありますが、今まで一番印象の強い標識は「ゴミを投げないでありがとうねー○○幼稚園」のような標識でした。

November 07, 2005

人間作りである。

国際交流はこの世界の様々な人や文化と交流をして、他人との交流の中で自分のことをもっとよく知り、広い世界のさまざまな出来事に興味を持ち、さまざまな問題に責任を感じるための人間作りである。

時々私はインターネットを使ってアイディアやinspirationを探します。それで再び九州鶴見町の国際交流のページを見ていました。そこで前から気になっていたこの「国際交流」の説明をここで投稿して、紹介します。

November 01, 2005

あなたは何に感謝しますか?

TIEC Turkeys
Preparing Turkeys for Thanksgiving Dinner

さて、11月1日から本格的な冬が始まると古代ケルト人が信じていました。冬には死が連想され、10月31日の夜にあの世とこの世の境目が開き、亡くなった先祖が帰ってくるとされました。ハロウィーンはこの信仰に由来があります。その古代Europeから380年前のアメリカに移ります。過酷な冬の寒さのなか、十分な収穫が取れなかった開拓者を救ったのはアメリカンインディアンでした。パンプキン、カボチャ、豆、コーンの栽培仕方を教わり、感謝の意で収穫の恵みを助けてくれたインディアンと一緒に分け合ってご馳走を食べました。そのご馳走からアメリカのThanksgivingが始まったとされています。日本語ではこのThanksgivingは感謝際といいます。11月第4木曜日に休日としてアメリカで祝いします。クリスマスに次一番大事な行事となっています。

この期間、ニューヨーク市では花火大会や盛大なパレードが行われ、また小さい町でもそれぞれふるさと祭りのようなイベントが催され、高校のフットボールの試合やダンスパーティなどもあります。しかし、一番大切なのは、(サンクスギビングには)家族が集まり、ともに過ごすことです。離れ離れになっている子供たちも帰省し、いとこ、おじさん、おばさん、おじいさん、おばあさんなどが一つの家に集まって感謝を表します。

さぁ、あなたは何に感謝しますか?

この日、各家族では400年前の入植者と先住民に敬意を払い、家族のためにごちそうを作ります。6~10キロもある大きいな七面鳥やジャガイモ、トウモロコシ、カボチャ、パンプキンパイなどの料理がふるまわれます。これらを食べながら家族の皆が会わなかった数ヶ月間の生活や近況について話します。また、人々はこの日にその1年に助けてくれた人々や感謝すべきことについて思いめぐらせます。感謝することで、過去の仲たがいや意見の相違を許すことにもなります。

今年、私はいろいろな人に感謝することがあります。例年と同じように家族とは一緒にサンクスギヴィングを祝うことができませんが、私をずっと支え、一人で日本に来るときも快く送り出してくれた家族に感謝しています。新しい社会に入ってこの町の一員となり、この町の人がアメリカ先住民と同じように私を歓迎し援助してくださったおかげで、新しい環境に慣れることが出来たことにも感謝します。最後に、この美しい町に来てからいろ様々な体験が出来ることにも感謝します。

誰でも私と同じように感謝することがたくさんあると思います。この収穫季である秋を過ごしながら、秋の野菜を食べたり、紅葉を楽しんだりしながら、自分の感謝したいことを考えてみてください。 それで、11月の第4木曜日に、自分の心の中だけでもいいので、感謝したい人に「ありがとう」を言ってみてはいかがでしょうか。