September 16, 2005

Story Time this Saturday

明日土曜日(9月17日)のStory Time(ストリータイム)は午後2時から札内の百年記念ホールで開きます。今回はとても素敵な絵本と前と違った英語風味の読み聞かせをやります。英語風味って?そうですよ、いつも英語と日本語両方で読み聞かせを行っていますが、今回一冊を英語重視の読み聞かせでやります。きっと勉強になりますよ。

読む絵本のことなのですが、あの有名作家Erik Carle(エリック・カール)と日本の有名作家 いわむら かずお が共同で作成したバイリンガル(二ヶ国語)な絵本を「読み聞かせの会ババール」と一緒に読みます。素敵な出会いが待っているよ。

もう一冊の絵本は英語でしかかかれていませんし、英語でしか読みません!それでも内容はわかると思います。そして知らずに英語も覚えちゃおうかも知れません。是非あそびに来てね!

September 09, 2005

コミュニケーションの第一 歩

私はある中学校の意見発表会で生徒の発表を聞いていまし た。なるほどと 思ったことがありました。生徒のひとりの発表の中に自分の伝いたいことを一生懸命手話で伝えようとしている人が居たのです。その話を聞いたことで  communication ということについて考えました。外国語を勉強することによって新たな communication 方法が生まれます。でも communication は母国語や外国語だけで行われることではありません。つまり口で言える言葉や耳で聞こえる言葉だけではなく、目で見えるも のと全五感で感じるもの、身振り手振りや顔の表情等、色々な方法で行うことだと思います。お互いに共通する言語がなければ、どうやって話し合いが出来ます か?それは一所懸命さ。
 自分の伝いたいことを一所懸命相手に伝えようとする努力と、相手の伝えたいことを一生懸命理解しようとする努力が  communication の第一 歩だと私は考えています。「英語がわからない」と言わずに、自分が思いつくあらゆる方法で自分の意思を伝えてみてください。相手のことをよく見て、よく聞 いて、親切に理解しようと努力してあげてください。自分の積極的な姿勢が相手に伝わるでしょう。 ところで私の好きな日本語といえば「傾聴」が思いつきま す。相手の方向に傾き、身を入れてよく聞くことです。

September 01, 2005

Cars and Driving

最近車のことで色々考えています。


軽自動車

フォードの販売店で働いているアメリカの義父が日本に来た時でした。歩いている途中、彼が私にカメラを渡して、軽自動車の横に立ち、「写真撮って」と頼みました。日本に来た最初の頃、私もランドクルーザーのような特別にデカイ車以外、日本の車の全てが軽自動車の様に感じました。私のハイラックス サーフでも小さく感じます。でも小さすぎというわけでもありません。やっぱり大きいのほうが楽ですが、日本に住んでいて税金と道路などを考えるとアメリカのデッカイ車には乗れないと思います。



道路とスピード


アメリカの道路に比べて、日本の道路は狭く、グニャグニャで凹凸しています。アメリカでのスピード制限は州によって違います。大体時速100キロなので、ここに来て殆どの道路で60キロしか出せれないことに不満でした。アメリカの道路に比べて、日本の方が危ないことを知ってから納得しました。日本の道路で時速100キロ以上を出したらかなり怖いと思います。


テールゲイト Tailgate

この言葉はピックアップトラックの後ろの開ける部分はテールゲートといいます。Tailは尾でgateは門と言う意味です。私の故郷ワイオミング州ではピックアップは非常に人気の高い車です。アメリカ中でも人気が高いです。そのピックアップの後ろにあるtailgateから二つろの車が車間距離をとらずに自分の車と非常に近いという意味です。アメリカでtailgatingと言う行為は交通違反になり、罰金対象となります。 もう一つはtailgate partyです。これも略してtailgatingと言います。これは何かというとアメリカのフットボールゲーム等の試合前のバーベキューパーティーです。スタジアム内は禁酒なので、ゲーム開始前、人が駐車所で集まり、食べて、ビールなどを飲み、試合について意見を討論し合い、いい気分になってから試合観戦ということです。


 

Tailgatingはあまりにもアメリカ人に愛されているので、tailgatingに関する本やアクセサリーもたくさん市販されています。あるインターネット書籍販売サイトで検索するとtailgatingの本は41件がでました。


車の耐用年齢

車検制度など様々な理由で日本人は車を5年くらいしか乗らないと聞いています。または、走行距離10万キロの中古車は古すぎて買わないと考えています。アメリカではもっと長く乗ると思います。殆どの州では車検制度がないし、町と町の間の距離も長く10万キロはともかく、20万キロ乗っている人も少なくありません。特に日本車なら、40万キロ走れると思って長く乗りつづける人が多いです。


この最後の一枚はかつて持っていた愛車です。ビッグホーン山脈のMeadowlark湖の前で撮った写真です。

August 01, 2005

思い出のビッグホーン山脈

私は本当に田舎が大好きな者です。自分の故郷は5,000人しかいない、気候がほとんど砂漠の中の田舎のワイオミング州です。故郷は山に囲まれていて、小さいころの私は夏休みはcamping(キャンプ生活)やfly-fishing (フライフィッシング)で頭いっぱいでした。



本題に入る前に少し、説明したいことがあります。ワイオミング州の小中学校が夏休みに入るということは、一年間の学校生活が終わるということになります。秋に再び学校が始まると生徒は進級・進学し、新学校生活が始まるわけです。ですから「summer vacation (夏休み)」は生徒にとって非常に意味のある、思い出がたくさん作られる3ヶ月間(6月~9月)です。夏休みは短いうえに宿題もある日本の生徒はかわいそうですね。




本題に戻ります。実家から約1時間離れたところにThe Big Horns (ビッグホーン山脈) があります。小学生だった頃、私にとって夏の「weekend(週末)」は「going to the mountain(山へ行く)」と同じ意味でした。金曜日夜5時半から、必ず家族4人とミニチュアシュナウザー(犬)1匹が車に乗って、その山へキャンプをしに行っていました。時々私たち子供は、友だちも連れて行きました。たまに三連休などがある時、祖父母や家族の友だちなどと大勢山に遊びに行くこともありました。



ビッグホーン山脈のふもとに川沿いのキャンプ場がありましたが、父の知り合いは家畜農家協会の一員で、その協会が共有している山奥の土地でのキャンプを許可されていました。そこで巨大なaspen(白樺)、pine(松ノ木)、sage brush(西部に多いヨモギ)のなかで、よく犬と一緒に探検しました。今でも新鮮な思い出です。そこで祖父と一緒に作ったアイスクリームや、自分たちで釣ったマスを芋とたまねぎと一緒にでっかいフライパンで炒めて食べましたが、山で食べたものはなぜか何倍も美味しかったです。



キャンプしていた場所はまた面白いですよ。かつて畜産農家が夏の間遊牧用として使っていた場所で、ボロな馬小屋と年中置きっぱなしのアルミ張りキャンピングトレーラーがありました。ポンプ付きの井戸もありましたが、5分間くらい動かさないと水は出てこないし、飲料水として使えませんでした。



そこで私は自然を愛することを学びました。また、自分で物を作ることや、ものを大切にすることなど、数多く学びました。自分が山に持って入ったゴミは自分で持ち帰ること。水を大切にすること。静かに観察すること。耳を澄ましてよく聴くこと。自然は愛するものであり、恐れるものでもあること。そしてなによりも遊ぶこと。



私は本当に田舎が大好きな者です。ニューヨークやロスのような大都会に生まれていたら、きっとバスケットボールや何らかの少年団に専念していたでしょう。夏休みにスポーツやテレビゲーム夢中な子にならなかった理由は、家族の「山へ行く」習慣があったからだと思います。

July 01, 2005

夏祭り

最近学校で授業がない時間に職員室が少し静かになり、外から蝉の声がリンリンリンと聞こえてきます。 「夏」。。。 この言葉で、あなたはどんなことを連想しますか?日本人だったら、蚊取り線香の匂いやチリンチリンと鳴る風鈴を思い出すことでしょう。あるいは、パー ティー大好きな人だったら、祭りや花火をワクワクしながら楽しみに待つでしょう。もしかしたら、スイカや冷やし中華を想像してよだれを出す人もいるかもし れません。それに、蝉も忘れられませんね!「夏」の意味は人それぞれだけど、アメリカと日本の夏のイメージがかなり似ていることを知れば、あなたは驚くかもしれません。

たとえば、アメリカで一番大きい夏祭りについて話しましょう。毎年7月4日にほとんどのアメリカ人が一緒に祝います。7月4日は約230年 前にアメリカが英国からの独立を宣言した記念日です。この日の昼間に、多くの人が海や湖、市民プール等へ遊びに行きます。また、伝統的な「County Fair」(郡で一年に一度開かれる市(いち))というイベントが今でも行われています。品評会を見たり、農産物や手作り商品の売店で買い物をしたり、色々なゲームで遊んだりしながら、一日中楽しんで過ごせます。そこでは綿菓子やりんご飴も大人気です!(それらはもともとアメリカの伝統的な飴だとずっと思っていたので、日本に来て、「伝統的な日本のお菓子」として綿菓子やりんご飴を紹介された時は少し驚きました。今でも、どこの国が元祖なのかわかりません。)

独立記念日の過ごし方と言えば、ピクニックに行ってランチを食べることです。メニューはフライドチキン、ポテトサラダ、それに水分の多いスイカで決まり!「夏の果物」といえば、やっぱり「スイカ」ですね。日本のスイカとアメリカのスイカはだいたい同じですが、アメリカのは大きくて安く、向こうの 人も頻繁に食べます。田舎で行われるCounty Fairsでは、「スイカ種吹き飛ばし競争」という遊びもあります。世界記録を持っている人はテキサス州の男性です。彼はひとつの種を21メートルも飛ば しました。それを破れると思いますか?どうぞやってみてくださいね!

決して忘れてはならない独立記念日の楽しみ一つは花火大会ですね。夏の楽しみの一つでもあり、自由のために祖先が一生懸命戦ったことを思い出させる行事ですね。 自分のふるさとWyoming州では、花火大会は貴重な体験になってきました。子供のころは手で数えられる花火大会しか楽しめることが出来ませんでした。なぜかというとワイオミング州はほとんど砂漠です。そしてこの10年間続いて干ばつ状態になっていますので、花火は禁止になっています。それで家族と一緒に買った小さい花火を打ち上げる想い出が夏になると懐かしく思います。2,3回くらい私はスコップを持って 花火の火花で起こされた枯れた雑草の中の小な火事を消防しに走っていた記憶がありますね。

夏の夜空に咲く大輪の花。風流ですねぇ~

May 09, 2005

No Talking Trash

Howdy. お元気でしょうか。五月になって、これから夏だなと思っていたばかりに、苗を植えたところに雪が降りましたね。その前に4月中雪が殆ど解けていました。そのころ五月号の記事の内容をどうしようかなと考え、参考に間幕別広報のバックナンバーを閲覧していました。 読んで良かった! 実はトムソン先生の五月の「Frankly率直に」に私が考えた内容と同じような記事が書いてあったのです。出来るだけダブらないように違うことについて書きたいと思うのでここでは「雪に隠されていた空き缶やゴミが雪解けとともに現れてきます。」のようなことについては一切触れません。

May 01, 2005

G'day Mates!

ただいま。私は幕別町の中学生14人、高校生2人、引率者2人と一緒に春休み中の海外研修に行って参りました。10日間、心地よい日本の幕別町と家族から離れて外国の生活を味わってきました。例年のようにオーストラリア・キャンベラ市のカンバー高校を目的地に、3月28日とかち帯広空港を旅立ちました。そして、4月7日に家族・先生・友達の出迎えお受け、皆無事に帰りました。
View Larger Map
この研修は個人的にも非常に良い経験となり、勉強になりました。同じ「英語圏」ですが、やっぱり違います。表現と言葉や発音と抑揚の違いで私にも (オーストラリアで話す英語)は時に分かりにくいものでした。生徒には、分かりにくかったでしょうか。私は、3年間日本語を勉強してから北海道で生活した経験があります。当時の同僚と一緒に青森を旅したことがあります。東北弁にたいして同僚が「それは日本語じゃない」と言っていましたが、私には北海道弁やら東北弁やらあまり関係はありませんでした。知らない言葉が殆どだったため、3年間で覚えた基礎日本語を聞き取って、文脈から推測して理解しようとしていました。きっと生徒は似たような経験をしてきたでしょう。色々な言語の違いがあっても分からないわけでもないし、ちょっとした確認で相手が言い換えてくれます。私が一番使った“確認するための英語”を教えてあげましょう。とても簡単です。これは、文章は分かったけれど、重要な単語一つが聞き取れなかった場合に使う“確認するための英語”です。
「What’s ~」(~は何ですか?)
「~」のところに聞き取った知らない単語をそのまま言い返します。私のホームスティの方が「ジャイル」について話してくれましたが、その言葉がわからなくて、「What’s a ジャイル?」と確認してみたら「You know, a penitentiary, a place where they put people who’ve broken the law.」と説明してくれました。彼が説明していた言葉は「jail」でした。アメリカの発音でしたら「/ジェイル」になりますが、Aussie Englishでは「áil/ジャイル」でした。
この研修を通して改めて分かったことがあります。前にもこの欄で書いたことがありますが、コミュニケーションは口で言える言葉や耳で聞こえる言葉だけではなく、目で見えるもの、五感で感じるもの、身振り手振りや顔の表情等、色々な方法で行うことだと思います。そして、いつも皆の耳にたこが出来るほど言えば、今現在、自分の持っている英語でコミュニケーションが取れます。七転八起。いろんな方法から攻めてみることが大切です。言葉が通じなかったら、違う言葉で言ってみよう。適切な表現が分からなかったら、自分が知っている言葉から攻めて見ます。大きい木は大きな一振りで倒せません。諦めずに、小さい言葉から一杯振って見てください。
最後に覚えてきたAussie Englishを少し紹介したいと思います。
G’day (グデイ)=こんにちは Arvo (アルボー)= 午後 Oz (アズ)=オーストラリア Footy (フティー)=アーストラリアのフットボール Lolly (ロリー)=キャンディー Tea (ティー)=夕食、食事 Mate (メイットゥ)=あなた、友達 Sunnies (サニーズ)=サングラス 
一番最後にNo worries! =問題ない、大丈夫です、どういたしまして

キャンベラ【Canberra】オーストラリア連邦の首都。同国南東部の内陸にある。人口29万8千(1993)。